Happy Trip in Adelaide! |
”Pelican in Adelaide zoo” 05.03.05 |
++チケット水難事件++ |
初めての娘とのふたり旅が始まった。 行き先は、息子の留学している南オーストラリア、アデレード。 朝11時に関空を飛び立ち、タイペイでトランジット、夕方4時10分に香港到着。 そこで、何と23時40分まで待っていなければならないと言う恐怖の段取りの悪さ・・・ 「来るなら早くチケットを取れよ」という息子の声を聞かず、試験が終わるまで動く気にならなかった娘と、娘に頼り切っていた私だから、仕方ないけれど。(ちなみに直行便はない。) 長い待ち時間に覚悟を決めて、香港の空港に降り立つ直前、娘がリュックの中を見て「アッ!」という声を・・・。 「お水がこぼれてる〜!あ、チケットが・・・!」 何とリュックの中に入れていたボトルの水がこぼれて、中が濡れている。 運の悪いことに、大切な航空チケットがいちばんの被害者で、帰りの分まで綴られているのがちぎれてしまって。 「長い待ち時間にゆっくり2度目の香港空港を楽しもう」という私たちの気持ちはシューンとしぼんでしまい、空港のいすにすわり、膝の上に広げたチケットを乾かすことが、香港での第一の作業に・・・トホホ・・・。 「もしかして、これバラバラになったらダメなんちがう?裏の磁気もダメになってるかも。」 娘がつぶやく。 「そうかも・・。カウンターに言って尋ねようか。」 しばらくして何とか持って歩ける状態になったチケットをバッグに入れ、航空会社のカウンターに行くことにした。 係員に尋ね、空港内の列車に乗り、ようやくたどり着いたカウンターで 「mistakeを犯した」と口火を切ったのが悪かったのか、濡れてちぎれたのが大丈夫なのか確認したいだけだったのに、チケットをなくしたのかと思われたらしい。(濡れて乾かしたチケットを提示して尋ねたとき、二枚が抜けていた。) 結局、チケットは全部揃っていることがわかり、濡れていること、濡れてくっついたチケットをはがす際に一部磁気がはがれたことは問題なしということで、安心して空港内をぶらつくことになった。 まずはやれやれ・・・ホッ。 05.03.01 |
++Hello Adelaide!++ |
長い長い時間をかけてようやくたどり着いたアデレード。 香港を発ってから8時間35分、関空からは、何と24時間近くの時間が流れていた・・・! ローカル空港の素朴で爽やかな空気を体に感じながらタラップを降り、地面を踏みしめて空港の建物に入った。 オーストラリアは、食べ物の持ち込みチェックが厳しい。 女性二人一週間の旅にしては、とても荷物の少ない私たち。しかもその中身は、孫を愛する母から預かったレトルトカレーやお茶漬けのりなど、息子のための食品がたくさん。 チェックのため、犬を連れた係の女性もいる。 結構長い間並んだわりに、審査はすぐ終わり、無事入国。 私たちがこの地でまずしなければならないことは、息子が予約しておいてくれたゲストハウスに電話をかけて迎えに来てもらうこと。 今回は娘がかけてくれて、無事話は通じた。(小さな安堵・・・) 飲み物と軽食を購入し、空港入り口で迎えを待つ。 しばらくすると明るい声が私たちにかけられた。 宿に着くまで、アデレードの街のことを説明しながら快適なドライブを提供してくれたその女性は、ゲストハウスのオーナーだった。ご主人は歯医者さんだけど、自分は自分でやりがいのあることをしたいという考えで、この仕事をされているとか。もうすぐ60歳とは思えない生き生きした気さくな女性だった。 楽しい生活が待っている予感がする。 部屋に荷物を置いた私たちは、長旅の疲れを癒してから、散歩に出かけた。 娘と二人、のんびり歩いていくと、いくつかの銅像が建っている広場に着いた。 ここからは路面電車にも乗れる。 道が広い!空が広い!心が解放されるのを感じる。 お店は5時には閉まってしまうそうで、1軒だけ開いていたコンビニで飲み物とお菓子を少し買って帰ると、授業を終えた息子がやって来た。 「黒い!」・・・・まだ少ししか日が経っていないけれど、すっかり日焼けしている。 夕食の後、彼のために持ってきた食料を渡した。 英語での勉強はやはり大変らしい。ひとしきり話した後、家族の愛の詰まった?スーパーの袋を両手に提げた息子は歩いて寮へ帰った。 滞在中、姉弟が携帯電話で連絡をとりながら、過ごすことになる。 ほんとに便利な時代になったと実感。 その夜は、翌日からに備えてゆっくり休んだ。。 05.03.2 |
Victria Squareにて |