今朝は、朝早く起きて夫を車で京都駅まで送りました。
　
　京都駅の南口は、観光バスがやってくる所です。
今朝も、バスツアーを楽しみに、早起きをした人々のワクワクした笑顔がありました。

　帰り道、東本願寺の前を通ります。大きな蓮の花の噴水が元気に水を噴き出している広場では、寝ころぶ人、本を読みながらパンを食べている人・・・のどかな光景が広がっています。

　右手には、いくつかの法衣やお線香のお店や、こじんまりした風情ある旅館が、歴史を感じさせるたたずまいを見せています。

　日中は、たくさんの車でいっぱいの、河原町通と並ぶメインストリート、烏丸通りを北に向かって走っていくと、右手に御所が見えます。
ここは、正式には京都御苑というのですが、私たちは小さい頃から”ごしょ”と読んでいるのです。御所の脇にある交番も、御所にふさわしい落ち着いたたたずまい・・・なかなか配慮が行き届いています。
御所の周りを一周されているのでしょうか、Tシャツが汗でびっしょり濡れた年輩の男性が黙々と歩かれる姿が見られます。

　左手には、護王神社や京都の放送局"KBS京都”も。
この放送局は、地元の人に愛されているのですが、一時経営が危なくなって、何とか危機を乗り越えました。
京都弁が行き交う放送、やはりなくなったら寂しいもの・・よかった！

　さあ、右前方に赤い煉瓦の同志社大学を見て、今度は西の方へ・・・。
北山から西山の方へ向かうのです。
東に向けば東山。
こんな風にどちらを向いても山が見えるのが、盆地の良いところです。
夏には、とっても暑い！
というおまけは付いていますが、気にしないことにしましょう。

　のどかにガタンガタンと走る京福電車の駅が見えたら、また北の方に・・・。
真正面に大文字の文字が見えます。
火のついている大文字山は、長いこと見ていないけれど、緑の山に白く浮かんだ”大”の文字は、いつも眺める景色。
当たり前になっているけど、大切な、心癒してくれる風景・・・。

”きぬかけの道”。
左手に立命館大学。
右手に竜安寺、少し入れば蓮花寺、小さい頃から大好きな大きな大きな仁和寺の山門。

うん、やっぱりええとこやわ〜。
朝の澄んだ空気の中、少し面倒に思う気持ちで始まった私のミニドライブは、なかなか素敵なひとときとなってくれました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2002/09/08(Sun)