ゴール直前に 30kmを走ってきてゴール3m手前で倒れた男性は、娘が中学校で3年間理科を教えていただいた先生であり、2歳年下の息子が属したクラブの顧問でもありました。 取り立ててハンサムなわけではないけれど、知的で物静かな雰囲気で女生徒に人気があったという先生。 相談事を持ちかけたときには、じっとお話を聞いてくださるその瞳を見ているだけで、問題が半分以上解決したような安心感を覚えたものです。 教え方が上手で・・・だから理科は大好きだった・・・と言う娘。 秋晴れのもと行われたロードレースの爽やかで華やいだ記事。 その同じ場所で、ゴール直前に倒れた男性のことを報じる小さな記述。 固有名詞でなくて”中学教師倒れる”と書かれた、そのタイトルが何だかすごく悲しい〜と、娘は瞳を曇らせます。 先生は、途中体の不調を感じられていたでしょう。 でも、後もう少し・・と静かな頑張りで歩を進められた・・・。 その先に、自分の死が待っているなんて、ほんのひとかけらも思われていなかったに違いありません。 美しく高い空と色づいた木の葉。 ・・・大好きな秋が、悲しい季節になってしまいました。 先生をしのび、惜しみ・・・そうすることが、先生が安らかに天国へ行かれることに、少しでも力になるかもしれない・・沈んでいる娘にかけてみる言葉も、虚しく感じられます。 この現実を一番信じられないのは、もしかしたら、先生ご自身なのかもしれません。 2002/11/07(Thu) |
ResComment Rose 切ない出来事でしたね。 >この現実を一番信じられないの >は、もしかしたら、先生ご自身な >のかもしれません。 本当にそう思います。無念を抱えたまま逝かれたのでしょうか。 お嬢さんの悲しみもとても大きいでしょう。 ご冥福をお祈りいたします。 2002/11/07(Thu) 桂 そうですか! ゆみこさんのご家族にとって近い存在の先生だったのですね。 新聞の記事を読み、まだ若いのにこれから一杯したいことがあったやろにね〜って、家族と話していました ちかいかたが早く逝かれるのは辛いですね。 2002/11/07(Thu) ばんちゃん いつものひとりごとにレス付けるのとは少し違います。 先生のご冥福をお祈りしておきます 2002/11/09(Sat) ゆみこ Roseさん、桂さん、ばんちゃん、コメントありがとうございます。 突然やってくることは、なぜか困ったこと、悲しいことが多いのはどうしてなんでしょう。 だから、何もなくいつもと同じように過ごせたら幸せ・・・と人は言うのでしょうね。 皆様も、どうぞくれぐれもお身体お大切になさってください。 いつまでもこうしてご一緒にお話させてくださいね。2002/11/10(Sun) |