一人の土曜日

 今日は夏休みというのに家の中はひっそりしています。
子供達がクラブの合宿で出かけてしまったのです。
夕方ピアノ演奏に出かけるまで私は一人で時間を過ごすというわけです。

子供達が大きくなって私一人で過ごすことも多くなっているけれど、夜になっても帰ってこないというのはほとんどないので、また特別の感じがします。

仕事が終わったあと久しぶりに週末の夜の街へ出てジャズでも聴きに行こうかなあ・・・大好きだったT先生の演奏聴きたいなあ。
BILL EVANS 素敵だった・・・ ♪

そんな思いが膨らんでいるけれど、心の片隅では(夜から出かけるのもちょっと億劫だなあ・・・・)というつぶやきも聞こえているようです。

〜さてさて、今夜私はどんな時間を過ごしているのでしょう?
                                (01.8.11.Sat)
 

ピアノ売ってちょうだい          

 いきなり何だと思われたでしょうか?
テレビのコマーシャルで言ってるフレーズです。

この言葉を聞く度私は,”売ったらダメ、ダメ!”と思います。
(CMのスポンサーさん、ごめんなさい。)

子供の頃習っていたけど今は全然弾かなくて物置き台になってるから・・・とか、音が狂っちゃったから・・・等の理由でせっかく買ったピアノを手放す人を目にすると、とても残念に思います。

ピアノって一生手元に置いて生活の一部にし続ける価値のある物です。
ポロンポロンと指一本で弾く音でも、とっても心を癒し豊かにしてくれます。

悪いところは修理して(私のピアノも年代物故、親しい調律師さんと一緒に修理した経験ありです。)ちゃんと調律して、弾いてあげる機会を増やせば、嘘のように良い音で音楽を奏でてくれるようになります。

せっかく縁あって手元にやってきたピアノ、手放す前に今一度弾いてみることを考えてほしいです♪             
(01.8.09.Thu)
セミとりの思い出

 子供達が小さかった頃の夏、近くのお寺へ遊びに行きました。
境内の木々は、ものすごい蝉時雨。

子供達の虫かごの中はたちまちセミでいっぱいになりました。
あんなにたくさんのセミをいったいどうやって捕まえたのか、その状況は不思議なほどに思い出せないのです。

思い出すのは蝉時雨の木々を見上げる子供達の真っ黒なきらきら輝く目と、クラクラするような真夏の空気だけ。

虫かごいっぱいのセミたちは、また暑い真夏の空気の中に解き放たれ、子供達の心の中は自然の中で戯れた充実感でいっぱいになりました。   (01.8.01.Wed)

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