ちょっと嬉しい♪
今日は夕方、ペンションのディナータイムにピアノを弾いてきました。
昨日今日と、二日続けてのお仕事です。
ゴールデンウィークと言うことで、さすがに多くのお客様!
私は、観光シーズンにもかかわらず、自分自身には特に何の予定もないときでも、ここでのお仕事で、うきうき楽しいひとときを過ごされている人々の姿に触れて、何だか心弾む、嬉しい気持ちを味わっているような気がします。
今日も、私の横では、楽しい記念撮影をされている仲良し家族の姿がありました。

30分ほどスクリーンミュージックなどを弾いた後、子供さんもおられたので、キロロの(沖縄の二人組の女の子。一人がピアノを弾いて、ひとりが唄います。)”未来へ”という曲を弾いてみました。すると、
”うわっ!キロロだ〜!”
と歓声が上がり、横にいたお父さんが歌い出しました。
あちらの女の子グループも口ずさんでいます。

私のピアノで、少し楽しい気分になってくれたのかな・・・帰り道、気がつけば、私の口からも小さな歌声がもれていました。

                      
2002/05/04(Sat)
     by yayako
   甘え下手
私は、月足らずで生まれたそうで、体は小さく、小学校低学年まで雪遊びをすると必ず風邪をひいてしまうような子でした。二人姉妹の姉とも少し年が離れていたので、家族4人で、まあるいケーキをカットして食べるときも、
”はい、一番好きなところ選んでいいよ。”
と言われ、一番にクリームのたくさんのった美味しそうなひと切れを選んでいたのを覚えています。

大学生になって、友人と旅行に行っても
”はい、ゆみちゃんは荷物の番をしてて。”
そう言われ、荷物の側にぼーっと立っていると、友人が次の移動のために分からないことを調べてきてくれて連れて行ってくれる・・・
こんな感じでした。

先生になって小学校に就職したら、隣のクラスの担任は大学の2年先輩、もう一方の隣のクラスは同じく大学の大先輩で、教育実習に行った付属小学校でご指導いただいた方でした。
この方達は、職場でのお兄さんとお父さん。
そして、もうひとり、おかあさんのような存在の保健室の先生がおられました。
彼女は、職員室で私の前に座っておられ、体調が悪いとき少し無理をしていた私を、お医者様に連れて行ってくださったり、けがをした児童に対して行わなければならないいろいろなこと(事務的なことも含めて)などでサポートしてくださっていました。
若かった私が、無事先生の仕事を勤めさせて頂けてのは、あの方達3人の”家族”のおかげ・・・今も心から感謝しています。

みんなに甘えていた、そんな私が、この頃素直に人に甘えられない・・・ような気がするのです。
長男の嫁だから〜と言うプレッシャー。
父母や姉も年をとった今、小さかった分だけ若い私が動かなくっちゃ・・・という思いこみ。
夫は忙しいから・・・という自分への言い聞かせ。
知らないうちに無理してきたのでしょうか?

私たち家族をを深い愛情で包んでくれる姉や両親の思いやりを、素直に受け入れられないときがあるのを感じます。
若い私が年とった人を動かせてはいけない・・・勝手にこんな風に思って、何かしてくれたとき、
”ありがとう”
と言いながら、
”こんなことしてくれなくてもいいのに・・・。”
と言う思いが胸をよぎってしまう。
そんな自分がいやなんです。
人の愛情を素直に受け入れられない、私ってそんな人間だったの?とっても嬉しくて感謝しているのに。

”人のために動くのが私の勤め。
自分のために人を動かしてはいけない。”

こんなことを思ってしまっている自分に、ふと疲れを感じてしまうこの頃です。
                     2002/06/08(Sat)

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