Memory in Otaru
2004.5.24〜5.26

札幌の方々との楽しいひとときを胸に迎えた5月25日。
朝から今回の旅のメインであるセレモニーが終わり、夜はディナータイム。
ショーは、「青い山脈」でおなじみの服部良一さんのご子息である服部克久さんをメインに、ゲストを迎えてのものでした。
「ル・ローヌ」・・・ピアノとストリングス、ソプラノサックスの美しいハーモニーをうっとり聴きながら、私は、テーブルの下でそ〜っと靴を脱ぎました。
「おしゃれは我慢よ」というどこかのファッション評論家の言葉を自分に言い聞かせつつ履いていた靴、それはとても美しいのですが、やはり履き心地がよくないのです。
そんなとき、演奏を終えた服部さんの声が・・・。




「この会場の中に、今年金婚式を迎えられたご夫婦がおられます。どうぞ壇上に!」・・・わき上がる拍手。
「へえ〜、おめでたいな〜」・・・のんびり手を叩くわたしの耳に聞こえてきたのは、「続いて銀婚式の方を・・・!」
その時、ふと思い出したのです、私たちが今年銀婚式だと言うことを!
「私たちが呼ばれるはずないよね・・・。」そう言いながら、夫を見ると、彼もかなり戸惑っている様子です。
取りあえず、慌てて靴を履きました。
その瞬間呼ばれた私たちの名前。
上着をつかむ夫。
訳の分からぬままに舞台の上で、服部さんたちと記念撮影をし、記念品をいただきました。(小樽で有名な北一硝子のペアビアグラス、アジサイの模様が綺麗です。)

「お若いですね〜16歳でご結婚されたのですか?」
芸能人特有のリップサービスとは、重々承知しながらも、舞台の上の私は、「ハイ・・・」と、少女のようにはにかんでしまったのでした。





(夫「そう言えば・・・ずっと前に結婚記念日を書かされたっけ・・・。」
思いがけないプレゼントをして下さった主催者の方に感謝を込めて・・・。)