今回は四川省の奥地で、上海から約2時間の成都から更に空路1時間、高度３０００メートル以上の「九寨溝」と「黄竜」という山間渓谷の探訪でした。
おおざっぱに言いますと、チベット高原の東側の谷です。
「九寨溝」は、そのうちの一つで、九つのチベット族の村のある大きなＹ字型に広がる渓谷です。
「黄竜」は更にそこから３８００ｍの峠を越えた高地にある黄色の石灰質の川床を流れる渓谷です。
流れも棚田あり、浅瀬あり、滝あり、林間を縫ってありで実に多様です。

水は炭酸カルシュームを含みそのためにコバルト、緑、乳白色、淡紅色等様々で、透明度抜群で、水面が鏡のようで、周りの高山が逆さに映り、とても美しく、まさに「この世の仙境」と言われるのも、なるほどとの思いでした。
「黄竜」では最奥の「五彩池」（写真の横に長く広がる鮮やかな池）に至るまで2時間の勾配を酸素ボンベを使って登りきりました。
成都ではパンダのいる自然園にも行きましたが、こちらは期待したわりにパンダの数がわずかでした。　　　　　　　　　　お話 by OKsensei　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　